森田の映画記録

観た映画を記録していきます。

18 ラフ・ナイト 史上最悪の独身さよならパーティー / Lucia Aniello

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想像してみてほしいのは我らがケイト・マッキノンとスカーレットヨハンソンが楽しくフレンドしてる光景で、それは非常にグッドですよね。

 

私は御多分に洩れずケイト大好きクソミレニアル野郎だから、ケイトが出てるってことはまあ観るかと思って観たよ。ところでケイトがどんなに大好きでもマジック・スクール・バスは無理だったね。そもそも先生がケイトだっていうのもしばらく信じられなかったからね(ケイト声あてるのめっちゃ上手)。なんかあの手のアニメはいけるときといけないときがあるよね、トロールハンターズも妊娠中はすっごい面白かったんだけど産後になってシーズン追加されたから観たら全然面白くなくて愕然とした・・・。まあギレルモだからね。

 

なんというか、ハング・オーバーとブライズメイズあたりか? 邦題は明らかにブライズメイズへのリスペクトだしなあ。「バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!」とか、こういう結婚前夜系っていいよねえ。もう絶対ハッピーエンドって分かってるし・・・。夫と結婚する前に「結婚前夜」系は楽しんで観たなあ。ブライダル・ウォーズとか。

 

大学時代の旧友4人プラス、なんか出てきたケイトの5人組で話が進んでいく。

 

不思議だなと思ったのが、登場人物の誰一人、「ストーリーになくてはならない存在」じゃなかったところ。「ストーリーの進行のために必要不可欠な登場人物の個性」みたいなのがなかったんだよね。なんかそういうのあるじゃない、「麻薬のブローカーとしての腕前で、絶体絶命のピンチも話術で切り抜けた! クズみたいな俺たちだけど〜!」とかそういうやつ。全然なかった。あったとしても、なくても話が成立するなと思った。アマゾンレビューとかで「キャラが薄い」みたいな批評があったけど、そうなのよ。映画における「キャラ」っていうのは、「ストーリーの進行のために役立つ要素」ってことでもあると思うんだけど、そういうのがないんだよね。

 

本当に「そのへんにいそうな女の人たち」が、ハチャメチャに面白いことをしでかすっていう感じで、ハチャメチャ映画の作りとして面白いなあと思った。そんなこと起こるわけねーだろと思いつつも妙にリアル、みたいな。ああそういう状況になったらそう動くかもな〜みたいな。

 

こういうのってどうやって脚本作るんだろう? メインのプロットだけはあって、会話とかはざっくり決めてあとはアドリブとかかなあ。ケイトならできそう。

 

ちょっとだけバトルシーンみたいなのがあるんだけど(まあそりゃハチャメチャコメディ映画にはバトルシーンあるよね)、そのときのスカヨハの凄まじい「説得力」みたいなのに笑ってしまった。ああスカヨハならそりゃいきなり銃持った男相手に勝てるよな・・・ってなった。スカヨハじゃない人があれをいきなりやったら、そういう戦闘訓練なんて一切受けてない議員候補者のはずでしょ?! ご都合主義過ぎない?! って思うかもしれないんだけど、でもスカヨハだから、そりゃまあそれぐらいやるだろって妙に納得してしまう。

 

そういう意味ではスターメソッドの演技って感じなのかな? だからキャラクターの個性みたいなものをあえて味付けしなかったのかも。ケイトのキャラもかなり「ケイトっぽい」感じだなって思ったし。

 

すごい面白かった。見終わったあと、ストリッパー闖入のシーンをもっかい観ると、なるほどね〜と思えるよ!