森田の映画記録

観た映画を記録していきます。

11 ショーン・オブ・ザ・デッド / エドガー・ライト

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シャーロックのジョン、っていうかマーティン・フリーマンを観ると「あっ!!!!!」と大声をあげてしまうタイプの人間なので、今回も「あっ!!!!!」と大声をあげました。マーティン・フリーマンはどの映画を観ても同じ年齢のように見えるのだけど、彼の周りだけ時間の進みが違うんだろうか。

 

イギリスのコメディってハズレだなと思ったことがない。面白いのか面白くないのかよく分からないけどどちらかというと面白い気がする、の連続という感じだね。アメリカコメディは開始3秒で「これは多分無理っぽいかも」っていうのがなんとなく分かるよね。とにかくゲロとオナラで笑いを取ろうとしたりするやつはダメかなアタイはね・・・。ゴーストバスターズリブートは許す!

 

うだつの上がらない男がいて、彼女に振られて、あ〜〜〜あ〜〜〜〜〜って思ってたらゾンビが発生して、あ〜〜〜どうすんだ〜〜〜〜〜って感じ。ゾンビものにしては珍しくちゃんとパンデミックが終息する。これ見てて思ったけど、そうだよな、ゾンビものって別にパンデミックが終わってもいいよね・・・。

 

「あっちの方向にもゾンビがきた! 3時の方向! 銃を撃って!」「よしきた!」「あっ! 11時45分の方向にもゾンビが!!」「難しくね?」っていう流れとか面白かった。

 

ゾンビ映画は「自分たちが植民地なり虐殺なりで抑圧してきた人々の象徴」っていうのがよく言われるじゃないですか、言われないのかな、まあ言われるじゃないですか、っていうかホラーってそういうことじゃないですか。この映画では最終的に「まあゾンビがいる生活っていうのもあるよね」みたいなオチがついてて(この「ゾンビがいる生活」っていうの、ゾンビーノあたりが最初だと思っていたので、そうか〜って思った。いやそうじゃないや。なんか、イギリス映画でこういう結論を出すんだなあと思った。抑圧してきた者との共存。

 

フェミ的な目で見ても普通に楽しめて、面白い映画だなと思った。金曜日にダラダラTSUTAYAさんなりで借りてきて、お酒飲みながら、くだらねーなーって笑いつつ観る、みたいな、「楽しい映画時間」に向いてる一本だと思いました。面白かった〜!