3 キャロル/トッド・ヘインズ
私の少女がLGBT映画だったので、それつながりで。ようやく観られたよキャロル(観るタイミングが掴めなかった)。
1952年のアメリカ。イケイケの頃ですな。
おもちゃ売り場の店員さん(婚約者がいるけど結婚したいかどうかは分かんない)と、リッチな男の妻(離婚しかけ)の恋愛模様。原作パトリシア・ハイスミスなのねえ。幻想的な小説を書く人だと思ってたからこんなコッテリ濃厚なラブストーリーも書いた人なのかとびっくり。
いや〜ケイト様ほんとうに美しい〜。それに尽きる〜〜〜。初キッスのシーンとかね! まじで最高にドキドキさせられる。も〜〜。
(ところで初キッスのシーンで泊まってるホテルの壁が黄緑に塗られてる。すごくないか?黄緑て。部屋の壁塗るぞってなったとき、黄緑っていうの選択肢に出てくる?同居人から「落ち着かなくない?!」とか言われてあっさり却下になりそう。)
(ホテルのあった地名のウォータールー(Waterloo)は大敗北、壊滅、大失敗という意味。みたい。ワーテルローの戦いが語源。)
しかし"I miss you..."の電話のシーンとかめっちゃドキドキしたな。っていうか全体的にすごいドキドキした!! も〜〜!! ああ〜〜〜!!! ラスト直前、「もう会わないよ」っていう感じのことを言うんだけど、それがなんか、脚本上仕方ないっていう感じじゃなくて、ああ本当にこういうことを言う関係性の二人だろうなと思う。なんか自分が、恋人と別れるのを選ぶときの苦しさみたいな。あとさ〜「一緒に住んでほしいけど無理だよね」っていう言い方ね。わあそんな弱そうな言い方しちゃうんだ、みたいな。すごいよかったすごいよかった!!
観てるとタバコが吸いたくなるから、禁煙中の人はあんまり観ないほうがいい。すっごいカッコよくタバコを吸いまくっている。レオンくらい危険(レオンあんまり好きじゃないけど)。きっぱり揃えたダークヘアのボブカットの女性、タバコが異常に似合う説。